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cafe re:Li
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塩津丈洋(植物研究家)
大澤哲哉(陶芸家)
NAGOYA , JAPAN
2014.June
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陶芸家が作った器に、絵描きが絵をのせて、植物研究家が植物を植える。
塩津丈洋(植物研究家)、大澤哲哉(陶芸家)と3人で共同作品を製作。
作品展示の他に、期間中に盆栽のワークショップも開催。
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朝起きる。おはよう。
夜寝る。おやすみなさい。
会う。こんにちは。
別れる。ごきげんよう。
嬉しい。ありがとう。
悲しい。ごめんなさい。
ボクらは一人称では決して生きていけない。
相反した感情で毎日を生きる。
それは人だけでなく、植物や動物、器や家具にも言えること。
大好きなモノに囲まれて生活する為には、大好きなモノに出会い、選ぶことが最重要。
全ての分かれ道は、出会いの交差点で全部交わり、また枝葉の様になり分かれる。
子供の時に思い描いていた大人になっていないかも知れないけど、
それを思い起こし、そこに向かう事はとても素敵だ。全ては出会いの交差点に続いている。
夕暮れ時に、道に並べた泥団子。小さなおばあちゃんがいた駄菓子屋。汚れた膝小僧。
その時の数倍の目線の高さで歩いているボクらは今、素直にいるだろうか。
幻想も現実も全て足して、いらないものを差し引いて、残ったモノが今の等身大のボクらだ。
好きなモノしかない生活。それは決して幻想ではない。現実だ。
何か得て、何か捨てる。
生きとし生きるモノ、形あるモノ全て、最後は±(土)に還る。