ina takayuki
0401

Photo by Kazuhiro Tsushima (TONETONE PHOTOGRAPH)

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運命は常に残酷で愛おしい。

同じ様な今日の朝は、昨日の朝とは違うし、明日の朝ともたぶん違う。
絶対はない。でも無い事もない。

まるでそれは、
飛び立った鳥のように、
真っ赤なリンゴの様に、
傀儡の人間のように、
混沌な愛で、美しく狂気。

永続的では決して無いが、何となく続いている。

歓喜の轟音。静寂のメロディ。
出会いと別れはシンプルで美しい。

いつかこの世に別れを告げるその日まで、
死ぬまで生きる。生き(息)が終わったら死ぬ。
指を振りほどいて、好きだった本を捨てて、
目覚めた朝日に背を向けて、
それでも踊り歌い描き生きる。

夢の様な現実に、現実の様な夢。
違う様で同じ、同じ様で違う。

ボクはアナタで、アナタはボク。

それでも何か違う。少しのズレを楽しむ。
この世はその余白を楽しむゲームなんだ。